体験や直観を重んじるスーフィズムでは・・・・・・

体験や直観を重んじるスーフィズムでは、師と弟子の関係
が基本である。入門者は「ピール」とか「シャイフ」と呼ば
れる導師につかねばならす、「導師なきムリード(入門者)
の導師はサ夕ンなり」と言われた。弟子は師について修行
し、一人前のスーフィーとして認可されれば、師を離れて一
人立ちし、「シルシラ」(仏教における“.血脈”)を受け継ぎ
守りながら、今度は自分が弟子を指導するようになる。この
場合、従前の師との間に組織的関係が残らないのが初期の形
だった。ところが、12~13世紀ころからは、師弟関係が
組織として残るようになった。

つまり、特定の聖者を“教祖”として、弟子は各地
に散って支部を開くことで、「ターリカ」と呼ばれる恒常的
c}教団組織が成立してくる。そして、しだいに普通の仕事に
従事している民衆を組織化して“在家”の信仰の要素を広げ
てくる。即ち、在家信者を定期的な教団の勤行に参加させた
りするようになるのである。勤行のための道場(ザーウィヤ)
や集会場(テッケ、ハーンカー)が造られ、そこで集団によ
るズィックル(称名)などが行われるようになる。



Posted by yuka123 at 12:03│Comments(0)
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