アフガニスタンとタリバン 和平に向け協議へ

アフガニスタン政府と国内でテロや襲撃事件を続ける反政府武装勢力タリバンとの間で、和平に向けた直接協議が8日に隣国パキスタンで行われることになり、本格的な和平交渉につながるのか注目が集まっています。

これは、アフガニスタン大統領府とパキスタン外務省が相次いで明らかにしたもので、アフガニスタン政府と反政府武装勢力タリバンの代表団が8日、和平に向けた直接協議をパキスタンで行うとしています。

協議は、パキスタン政府が主催し、アメリカと中国の代表も立会人として参加するということです。

アフガニスタンでは、2001年にアメリカなどによる軍事作戦で政権の座を追われたタリバンによるテロや襲撃事件が今も後を絶たず、前のカルザイ政権はタリバンに対して和平交渉に応じるよう呼びかけていましたが、タリバンが応じませんでした。ところが、去年、ガニ政権が発足し、ことしに入ってからはタリバンに影響力を持つとされるパキスタンのほか、中国も和平の仲介に前向きな姿勢を示し、ガニ政権とタリバンの直接協議への機運が高まっています。

ただ、タリバン内部では和平交渉の前提として駐留する国際部隊の完全撤退を求める意見もあり、和平を巡る考え方に温度差があるとされ、今回の協議が本格的な和平交渉につながるのか注目が集まっています。  


Posted by yuka123 at 17:36Comments(0)