白老町活性化推進会議で象徴空間基本構想を承認

 「『民族共生の象徴となる空間』整備による白老町活性化推進会議」(会長・戸田安彦町長、24団体)の総会が20日、町総合保健福祉センターで開かれ、「共生」をキーワードに教育・学習、情報、活性化、基盤整備の4分野での将来目標、基本方針、主要施策を掲げた基本構想を承認した。2015年度(平成27年度)はこの基本構想を土台にした事業計画となる推進プランを10月までに策定、16年度からの事業化を目指す。

 基本方針は(1)アイヌ文化の理解と復興による多文化共生社会の実現を図る(2)文化・歴史を尊重する人材育成と教育体制を確立する(3)まちの資源を活(い)かして人を呼び、地域に仕事を生み出す(4)地域と交流を支える都市基盤を構築する(5)多様な交流による理解・協力と連携による活性化を図る―の5点。

 主要施策として(1)陣屋資料館と国立博物館の連携(2)ボランティア人材の育成(3)象徴空間のPR推進(4)まちづくり会社設立など民間活力を活かせる体制整備(5)新たな博物館通りの整備(6)滞在・定住の施設・住宅の確保(7)中心市街地の再生、既存施設の整備―などを盛り込んだ。

 総会には約70人が出席。会長の戸田町長が「昨年6月に象徴空間が閣議決定され、確実に一歩一歩進んでいます。今年の白老町のテーマは共生のまちづくりです。象徴空間を中心にまちづくりを進めていきたい」とあいさつした。

 13年11月に設立した同推進会議は情報専門部会、活性化専門部会、基盤整備専門部会、教育学習専門部会の4専門部会のほか理事会、幹事会を持ち、会合を重ねている。専門家を招いた合同学習会や九州国立博物館視察なども行っている。

 総会後、前博物館調査検討委員会座長の佐々木利和・北大アイヌ・先住民研究センター客員教授が「アイヌ文化博物館(仮称)基本計画報告書の概要」をテーマに講演した。



上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。